前髪だけ薄くなったり、地肌の透けが気になる、分け目のはげが気になる…という女性は多くいらっしゃいます。10代や20代でこの前髪ハゲに悩む方も少なくありません。どうして前髪や分け目だけ髪が薄くなってしまうのでしょうか。また、分け目ハゲが気にならなくなる対処法はあるのでしょうか。本ブログでは前髪ハゲの原因や対処法について解説します。
人によって前髪の量は異なります。生まれつき前髪の量が少ない人もいます。「前髪が以前と比べて少なくなっている」と気づいた場合、前髪の薄毛が進行していると言えます。日頃から髪の状態はこまめにチェックし、変化に気づきやすい様にすると良いでしょう。「前髪の薄毛だと思っていたら実は髪全体で薄毛が進行していた…」というケースも考えられるからです。
ポニーテールなど髪を引っ張る髪型を続けていると、引っ張られるダメージにより牽引性脱毛症という薄毛の症状が引き起こされてしまいます。また同じ前髪の分け方を続けているだけでもダメージが蓄積し、薄毛を引き起こすリスクがあります。
加齢も前髪の薄毛を加速させる原因になります。年齢を重ねると、髪の成長に重要な女性ホルモンの「エストロゲン」が減少し、前髪の薄毛を引き起こす場合があります。40代・50代の方は加齢による薄毛が原因かもしれません。更年期の薄毛対策については以下の記事をご覧ください。
食生活の乱れによる栄養不足、睡眠不足、ストレスなども、髪に十分な栄養が行き渡らなくなり、前髪の薄毛の原因となる場合があります。特に10代・20代の方は過度なダイエットによる栄養不足・負担などで薄毛を発症する方もいらっしゃいます。ストレスフリーで健康な生活は髪の健康にとっても非常に重要です。
薄毛をもたらす疾患は男性だけだと思われがちですが、実は女性にも薄毛に悩ませる病気が存在します。ただ前髪が薄くなっているだけだと思っていたら実は薄毛の疾患を発症していた…という場合も。次の章で病気を全てご紹介します。
実は女性の薄毛は病気によるものも多いです。女性で薄毛に悩まされる人は10人に1人存在しており、若い方でも多くいらっしゃいます。以下は前髪の薄毛から考えられる女性薄毛の病気になります。今は発症していない方でも今後に備えて知っておいて損はないですよ。
産後に一気に抜け毛がひどくなった…
産後にホルモンバランスが変わることが原因で、一気に抜け毛が発生します。産後3~6ヶ月が抜け毛のピークです。
髪をよく結んでいて、分け目やつむじの薄毛が目立つ…
髪を習慣的に結ぶことが原因で、引っ張られた毛根に負荷がかかって抜け毛が発生します。
前髪だけでなく全体的に髪が薄くなった…
過度なストレス、薬の副作用などが原因で髪の毛の成長が止まり、抜け毛が増える症状です。
前髪の薄毛だけでなく、髪が細くなった…
女性の薄毛で一番多い症状です。男性ホルモンバランスの変化により抜け毛が起こります。毛が細くなるのも特徴的な症状です。
いますぐに前髪の薄毛をなんとかしたい…!という方はヘアスタイルを工夫することで前髪の薄毛を目立ちにくくすることができます。パーマやヘアスプレーでボリュームを出したり、ウィッグなども利用すると良いでしょう。どうアレンジすればいかわからない場合は美容師が教えてくれます。
髪型やストレス、食習慣など、前髪の薄毛を引き起こす特定の原因がある方はまずはそれをやめることが有効です。髪を引っ張るポニーテールをやめたり、分け目を変えるだけでも意外と効果を感じられる場合があります。
根本的に治したい方は治療もおすすめです。治療薬による治療は、性別や年齢に関わらず有効な選択肢のひとつ。ほぼ確実に効果を実感することができます。発毛を促進するお薬ミノキシジルや女性用の薄毛治療薬スピロノラクトンなどもあります。治療に際しては必ず医師の診察を受けましょう。詳しくは以下の記事へ。
いかがだったでしょうか。悩ましい症状も原因や治療法がわかるだけで次のアクションが起こせると思います。もしまだ原因や何をすればいいかわからない…という場合はぜひ医師の診察を受けてみるのをお勧めします。
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医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。