髪や頭皮がベタつく状態とは、頭皮の皮脂分泌量が多い状態を指します。なんらかの原因で皮脂の分泌が増え、頭皮や髪が脂っぽく、ベタつく状態になります。髪や頭皮を触ってみてベタつくか確かめるだけでなく、頭皮の色でも皮脂分泌量を確かめることができます。健康的な頭皮は青白色をしているのに対して、皮脂などにより酸化した頭皮は黄色をしています。より酸化が進むと赤色の頭皮になります。自分の頭皮の状態を知りたい人は一度頭皮の色を確認しても良いでしょう。
髪が細い方や毛量が少ない方は、頭皮から出る皮脂を毛根が抑え切ることができず髪や頭皮に現れてきやすくなります。髪の細さや毛量不足という抜け毛・薄毛の症状が頭皮の脂っぽさにつ長ている場合もあります。抜け毛や薄毛の心当たりがある方はまずはそちらの治療から始めても良いでしょう。
皮脂を洗い流そうと洗浄力の強いシャンプーを使ってしまうと、かえって頭皮や髪がベタつく原因となります。皮脂は頭皮の乾燥を防ぐために分泌されます。高い洗浄力のシャンプーで必要な皮脂まで洗い流してしまうと、頭皮の乾燥を防ごうとさらに皮脂が分泌することになります。シャンプーと髪の関係や適切なシャンプーの仕方については以下の記事を参考にしてみてください。
食事から摂取した脂質は皮脂として排出されます。頭皮の皮脂だけでなく顔のテカリなどの原因などになりますので、ファストフードやインスタント食品など脂質を多く含む食品はなるべく接種を避けましょう。
そもそも分泌する皮脂量が多く、髪がベタつきやすい人もいます。また普段はそこまで分泌量は多くないが、湿度が高い春や夏になるとベタつきやすくなる人もいます。シャンプーできちんと皮脂を洗い流したり、食事など他の要因で皮脂が増えないよう気をつけるのが重要です。
女性の場合、生理の影響などでホルモンバランスが変化しやすく、それに伴って皮脂の分泌量も変化することがあります。気になる場合は低用量ピルなどを処方してもらうことも可能です。一度医師に相談するのが良いでしょう。
スタイリング剤を落としきれていないと頭皮に残りベタつきの原因に。疲れていても、寝る前にシャンプーをしっかり行いましょう。
頭皮は、顔で最も皮脂が多いと言われるTゾーンの実に2倍もの皮脂腺があります。頭皮の脂を放っておくと匂いの原因になりますので、頭皮の皮脂はしっかり落とすようにしましょう。
頭皮がベタつくと、シャンプーでフケが落ちにくくなり、頭皮や髪にフケが残りやすくなります。フケは見た目に影響するだけでなく、頭皮の痒みを引き起こし、間接的に薄毛の原因になる場合もあります。
ファストフードやインスタント商品を減らすだけでも効果があります。まずは脂っこい食事を避けるところから次始めてみましょう。
他にも睡眠不足や運動不足は頭皮の新陳代謝を促進するのには欠かせません。少しずつでいいので運動する日を増やしたり、寝る前のスマホを控えて睡眠の質を高めていきましょう。
毛の細さや毛量がベタつきの原因になっている方は薄毛対策をすることで間接的に脂っぽさを防げるかもしれません。一度皮膚科などで髪の状態や薄毛の治療法などを診察してもらっても良いでしょう。
頭皮や皮脂の脂っぽさはシャンプーと関係が深いです。シャンプーで余計な皮脂を落としすぎてしまっている人は使うシャンプーを変えたり、マッサージするような洗い方に変えると良いでしょう。逆にシャンプーで汚れを落としきれていない方はシャンプー前の予洗いを取り入れたり、髪だけでなく地肌を洗うように洗い方を意識すると良いでしょう。
いかがだったでしょうか。髪が脂っぽくなる原因は人により実に様々です。シャンプーのしすぎがよくないこともあれば、逆にきちんとシャンプーができていないことが原因になる場合もあります。まずは自分の体質、食習慣、シャンプーの仕方などをしっかりと把握し、何が原因となっているのかを把握して上で対策を行いましょう。
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医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。