髪を健康に保つために毎日行うシャンプー。何気なく行っているシャンプーが薄毛の原因になったりしたら辛いですよね。逆にシャンプーに気をつけることで薄毛が改善すれば、とても嬉しいと思います。今回は、シャンプーは薄毛の原因になるのか、逆にシャンプーで薄毛は予防できるのかなど、シャンプーと薄毛にまつわることをいくつか検証します。
ネットなどでは「シャンプーをすると薄毛が進行するから、薄毛の人はシャンプーを控えた方が良い」など、シャンプーが薄毛の原因であるとするウワサが存在します。しかし、シャンプーが薄毛の直接的な原因となるという医学的根拠はありません。正しくシャンプーを行えばシャンプーが薄毛の原因になることは基本的にはないと考えていただいて大丈夫です。ただし、シャンプーに関して気をつけるべき習慣があります。本記事で説明しますので、ご自身が当てはまっていないか振り返ってみましょう。
夜にシャンプーせずに寝ると、皮脂がエサとなり、寝ている間に雑菌が増えて頭皮に炎症が起こる恐れがあります。スタイリングのために朝シャンをする人も多いですが、朝は髪を濡らすだけ、夜にシャンプーで1日の汚れを落とすようにしましょう。
濡れた髪は乾いているときよりもデリケート。弱い力でもキューティクルが削れたり剥がれたりして、髪が傷んでしまいます。ブラッシングは濡れた髪にはせず、髪が乾いた状態のときに優しく行いましょう。
1日に2〜3回もシャンプーをしてしまうと、皮脂が必要以上に洗い流されてしまい乾燥したり、逆に皮脂分泌が多くなりベタつきが増します。
人によって皮脂の分泌量は異なるため、適切なシャンプーの頻度も異なりますが、基本的には1日1回以下としましょう。
髪はタンパク質からできているため、熱に弱いです。ドライヤーの時間が長いと、髪が熱によって傷んだり変形したりする恐れがあります。ただし、髪が濡れたまま寝ても、摩擦で髪が傷ついてしまいます。適切な時間・使い方でドライヤーを使うようにしましょう。
ノコギリヤシの成分が配合されているシャンプーは薄毛改善効果が期待できる場合があります。ノコギリヤシとはアメリカ南東部原産のヤシの一種で、AGAやFAGAの原因となる5αリダクターゼの働きを阻害する作用があると考えられており、これらの薄毛で悩んでいる人にとっては改善効果が見られる場合があります。ただし、ノコギリヤシの薄毛改善効果は明確に有効性が実証されているわけではありません。シャンプーにこだわりのない方は選んでみてもいいかもしれません。
いかがだったでしょうか。ちょっとしたシャンプーの習慣が薄毛の原因となっているかもしれません。日々の行動が蓄積されると大きな影響となって現れてくるので、今回紹介したNG習慣はぜひ意識してみましょう。
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医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。