イソトレチノイン（イソトロイン、アキュテイン）とは？注意事項を解説

イソトレチノインは、重症ニキビに非常に効果的な薬として知られています。しかし作用が強い分、副作用のリスクに怖さを感じている方も多いでしょう。この記事では、イソトレチノインの基礎知識から、専門家のアドバイスまで、初めての方でも分かりやすく解説します。Actually,は現在国内最安値※でイソトレチノインを提供しており、豊富な処方実績を元に、実際の患者様や現場医師の声も交えてお伝えします。
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目次

イソトレチノインとは？

重症ニキビ治療の切り札

イソトレチノインは、重症ニキビ治療のファーストチョイス（＝第一選択薬。ある症状に対して最初に使われるべきお薬のこと）として使用される、錠剤型の飲み薬です。その効果の高さから、「重症ニキビ治療の切り札」とも言われます。重症ニキビだけでなく、軽度〜中等度のニキビにも効果的であるため、他のニキビ治療では治らなかったようなケースにもよく用いられます。

欧米を中心に長い使用実績があります

イソトレチノインは、世界中で40年以上使用されてきた実績のある薬です。初めて認証を取得したのは1982年で、米国のFDA（日本の厚生労働省に相当する行政機関です）から認証を受けました。欧米を中心に幅広く利用され、現在も多くの医療機関で標準的な治療として用いられています。

ビタミンA誘導体の効果で、ニキビから毛穴まで

イソトレチノインは、成分としてはビタミンA誘導体の一種です。ビタミンAには皮脂を分泌する皮脂腺を収縮させたり、皮脂の分泌を抑えたりする働きがあります。これにより、ニキビの根本原因である皮脂腺の過剰な活動を抑えると同時に、角質が詰まるのを防ぐのです。ちなみに、皮脂腺を収縮させる効果のおかげで、毛穴を小さく目立たなくさせるという嬉しい効果も期待できます（Actually,の患者様からもよく毛穴治療で利用したいというご相談をいただきます）。

イソトレチノインの副作用は怖い？

イソトレチノインは効果が強い薬である分、副作用も伴います。しかし、適切な使い方と医師の指導の下で使用することで、むやみに怖がる必要はありません。

よく発生する副作用

皮膚や粘膜の乾燥

患者様の90%と最も高い頻度で発生するのが皮膚や粘膜の乾燥です。イソトレチノインは皮脂腺の活動を抑制するため、皮膚、唇が乾燥します。鼻や目の粘膜も乾燥しやすくなるため、鼻血やドライアイを引き起こすこともあります。残念ながら、治療の過程で皮膚の乾燥を避けることはできませんので、対策として日常的にお肌や唇を保湿ケアをする必要があります。

治療初期のニキビの悪化

治療初期にニキビが一時的に悪化することがあります（かゆみ、赤み等）。個人差がありますが、治療を続けて2~4週間ほどで改善に向かうことが多いです。

まれに発生する副作用

頭痛・吐き気

頭蓋骨内部の圧力の上昇によって頭痛や吐き気が生じるケースがあります。特にビタミンAサプリメントや、テトラサイクリン系の抗生物質と併用すると発症リスクが高まるため、避ける必要があります。

肝機能の悪化

肝機能障害が見られることがあります。これはイソトレチノインが肝臓で代謝され、脂質代謝に影響を与えるためです。

筋肉や関節の痛み

筋肉や関節の痛みが発生することがあります。原因は完全には解明されていませんが、イソトレチノインの炎症反応を変化させる作用などが考えられています。使用を中止すると改善することがほとんどです。

その他

気分の変化、うつ症状、自殺念慮などの精神的な副作用や、胃腸の不調が稀に起こる可能性があります。報告例は少ないですし、これまでActually,での相談事例もほとんどありません。

実際どれくらい副作用が発生するの？

Actually,では、国内最安価格※でイソトレチノインを提供しているため、非常に多くの患者様にご利用いただいています。そのため、豊富な実績に基づいて、どれくらいの頻度で副作用に関するご相談が寄せられるのか、お伝えすることができます。（相談で把握している数になりますので、実際に副作用を感じられる方の割合とは乖離がある点をご了承ください）
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まず、皮膚の乾燥に関するご相談は、50人に1人程度です。ただし、軽度のものを含めると、大半の患者様が何らかの乾燥・肌のつっぱりを感じているかと思われます。
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初期ニキビの悪化については、同じく50人に1人程度の頻度でご相談があります。ただしほとんどのケースでは、正しくイソトレチノインの服用を続けると解消されている印象です。
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頭痛や吐き気については、100人に1人程度です。
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その他の副作用については、Actuallyでの相談件数が非常に少なく、過去に0回から数回程度と、非常にまれなケースにとどまっています。
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また、治療を継続できないほどの副作用を感じられる方は、100～200人に1人程度の割合です。このような場合、Actuallyでは全額返金制度（適用条件あり）をご用意しております。治療の中断という結果になってしまい、患者様には大変心苦しく思いますが、無理せず適切な判断をしていただくことが何より大切です。

イソトレチノインの注意事項

イソトレチノインを使用する際には、守るべき重要な注意事項がいくつかあります。これらの注意事項を守らないと、場合によっては副作用以上に怖いリスクを招くこともあるため、しっかり確認しておくことが大切です。

（最重要）妊娠予定、妊娠中、授乳中の服用禁止

イソトレチノインは胎児に重大な先天異常を引き起こすリスクがあるため、妊娠中または妊娠の可能性がある方は問わず服用できません。パートナーが妊娠の可能性のある男性も、同じく服用できません。女性は内服休止後6ヶ月、男性は内服休止後2ヵ月間は避妊が必要となります。また、乳幼児への安全性が確立されていないため、授乳中の方はイソトレチノインを服用できません。

献血の禁止

妊娠女性への輸血により、胎児にイソトレチノインの影響が生じるおそれがあるため、服用期間中とその後6ヶ月間は献血を必ず控えてください。

日焼けを避ける

イソトレチノイン治療中は肌が紫外線の影響を受けやすくなります。日焼け止め（SPF30以上）を常時使用し、日差しをできるだけ浴びないようにしてください。また、服用期間中とその後１ヶ月間は日焼けを避ける必要があります。

特定のお薬・サプリメントとの併用禁止

副作用のリスクが上がるため、イソトレチノイン服用期間中とその後１ヶ月間は、下記のお薬やサプリメントと併用してはいけません。ご自身の常用薬やサプリメントとの飲み合わせにご注意ください。

• テトラサイクリン系の抗生物質
• ディフェリンゲル（アダパレンゲル）、ベピオゲルといったニキビ治療用の塗り薬
• ビタミンAサプリメント

他の皮膚治療との併用を避ける

服用期間中とその後１ヶ月間は、ダーマペン、ピーリング、レーザー治療（医療脱毛含む）、レチノール外用薬などの皮膚に刺激を与える治療を避けてください。イソトレチノインの使用により敏感になった皮膚に損傷を与える可能性があります。
Actually,では、「ほかの皮膚治療と併用できないか」というご相談を多くいただきます。実際のところ、医療脱毛やダーマペンなどの皮膚に刺激を与える治療とイソトレチノインの併用が危険であるという明確なエビデンスはありません。しかし、イソトレチノイン服用中は肌が乾燥しやすく、敏感な状態になっているため、お肌への影響が無いと言い切ることはできません。併用は自己責任で行っていただくことになりますが、Actually,では可能であれば治療のタイミングをずらすことを推奨しています。

イソトレチノインの効果

ニキビを根本から改善するメカニズム

イソトレチノインは、ニキビの原因となるアクネ菌や皮脂の分泌を抑えることで、炎症や毛穴の詰まりを目に見えて改善する効果があります。現在ニキビ治療に使用されている治療薬で最も高い効果を持つお薬とされており、使用患者の約97％※1に改善をもたらします。それだけでなく、服用を中止した後も長期間にわたってニキビの再発を抑制することができます。

皮脂の過剰な分泌や角質層の蓄積によって毛穴が詰まり、アクネ菌が増殖します。これにより、肌に炎症が生じ、赤みや腫れ、そしてニキビが形成されます。

イソトレチノインは、皮脂分泌の抑制、肌のターンオーバー促進、アクネ菌の抗菌の効果によって、毛穴詰まりや肌の炎症・赤みを改善します。すでに発症したニキビを治すだけでなく、新しくできるニキビも予防します。

毛穴の開きにも効果が期待できる

また前述の通り、皮脂腺を収縮させる効果のおかげで、毛穴を小さく目立たなくさせるという嬉しい効果も期待できます。Actually,の患者様からもよく毛穴治療で利用したいというご相談をいただきます。Actually,では、毛穴の治療を希望される方にも、医師による持病などのチェックを経てイソトレチノインを処方しておりますので、診療予約してみてください。

どれくらいの期間で治るのか？本当にニキビは治るのか？

個人差があるため一概には言えませんが、多くの方は1クール（6ヶ月間）の服用でニキビがほとんどできなくなる印象です。もし1クール服用後に再発する場合は、最低2ヶ月間の休薬期間を設け、2クール目（再度6ヶ月間）の服用を再開する必要があります。「本当に治るのか」と心配される方も多いですが、実際に何名かの皮膚科医と話す中で「イソトレチノインを適切な量と期間で服用した患者様で、ニキビが治らなかったケースは見たことがない」という意見をよく耳にします。特に重要なのは、症状に応じた適切な量を、まずは6ヶ月間毎日継続して飲み切ることです。それによって、効果を実感される方がほとんどです。Actuallyでも、服用開始後の数週間から2ヶ月ほどの間は、「まだ効果が感じられない」というご相談をいただくことがまれにありますが、2ヶ月を過ぎた頃からは、ほとんどの方がニキビが明らかに減ったと実感されているようです。

イソトレチノインの値段

イソトレチノインを1ヶ月間20mg処方される場合の値段の相場をお伝えします。
一般的な皮膚科や美容クリニックでは、1ヶ月分（20mg）が約2万～4万円ほどかかります。また、診察料や採血料として追加で数千円~1万円がかかることもあります。
オンライン診療サービスの場合は、1ヶ月分（20mg）が1万～2万円ほどかかります。また別途診察料や配送料が追加で~3,000円ほどかかることもあります。
ただし、これらは軽症から中等症のニキビに対する料金です。重症ニキビの場合、服用量が増えることがあり、体重に応じて1日2～5錠（40mg～100mg）を服用する必要があるため、その分料金も2～5倍程度になります。

比較する際の注意点として、1錠10mgのイソトレチノインの値段ではなく、1錠20mgのイソトレチノインの値段で比較することをおすすめします。なぜなら、ニキビ治療では少なくとも1日20mgを服用することが一般的で、10mg錠では十分な服用量に届かない可能性が高いため、その結果ニキビが再発するリスクが高くなってしまうからです。
イソトレチノイン服用中はお肌の乾燥や様々な注意事項が多く、できるだけ治療期間を短くしたいものです。結果として治療が長引くことは、患者様にとってもかなり負担となるため、早期に治療を完了させるために適切な服用量を守ることをおすすめします。

料金比較について、詳しくはこちらもブログもご参照ください。

イソトレチノインの値段が安い皮膚科ランキング！ニキビに効果のあるお薬を安く処方してくれるクリニックとは？

なぜそんなに安いのか？

Actually,では、イソトレチノイン1ヶ月分（20mg・30錠）を、まとめ買いの場合は9,480円、1ヶ月ごとの購入では9,800円で提供しています（24年10月時点）。初診料・送料無料で、追加購入時に再診も不要です。また、定期購入の縛りもないため、いつでも治療を中断することができます。
これにより、非常にお求めやすい価格になっているかと思います。現在のところ、当院調べでは国内すべてのクリニックの中で最安値となっています（2024年10月時点）。

「なぜActuallyはそんなに安いのか？」とご質問をいただくことがありますが、その理由は大きく2つあります。
ひとつ目は「対面診療で必要なコストを削減」しているからです。Actually, はオンライン診療サービスのため、対面診療に必要な受付スタッフや看護師の人件費、診療所の賃貸料や光熱費などの店舗管理費を削減しています。これにより、他院と変わらない品質のお薬を業界最安値で提供しています。
ふたつ目は「全国展開によりお薬の調達コストを削減」しているからです。Actually, は従来のクリニックとは異なり、全国の多くの患者様にご利用いただいています。これにより、大量のお薬を一度に仕入れることが可能となり、仕入れ価格を抑えています。その結果、お薬をより安価に提供しています。
コロナ禍で解禁されたオンライン診療という仕組みを最大限に活用して、患者様に少しでも金銭的なメリットを感じていただけるよう努めています。

まとめ

イソトレチノインについての理解が深まったでしょうか。イソトレチノインは、適切な治療で多くの方に効果をもたらす薬です。料金や治療に不安を感じる方も、まずはご相談ください。Actuallyは、安心して治療を進めていただけるようサポートいたします。

Actually,はイソトレチノインを、国内最安値で9,480円~/月で処方。

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Author

乾 陽平

Yohei Inui

医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。