薄毛は多くの男性が悩み、恐れる症状です。どうしても見た目に直結してしまうので、多くの方が薄毛になりたくない、またはこれ以上進行させたくないと思っているでしょう。ネットなどでは「薄毛になったら人生終わり」などいう意見などもありますが、実際のところ一度なってしまったらどうすることもできないのでしょうか。今回は男性薄毛の最も代表的な症状であるAGA(男性型脱毛症)に焦点を当て、治療法があるのか、完治できるのかなどを解説していきます。
AGAはAndrogenetic Alopeciaの略で、男性型脱毛症を意味します。成人男性が発症する脱毛症で、頭頂部や生え際の髪の毛が徐々に薄くなっていく進行性の脱毛症です。放っておくとどんどん進行するので早期に対策するのが非常に重要です。
AGAは男性ホルモンが頭皮にある5αリダクターゼという還元酵素と結合し、DHT(ジヒドテストステロン)に変換され、髪に脱毛のシグナルを送ることで起こります。何もせずに放っておくと、下のグラフのように髪の毛が減り続け、髪が徐々に薄くなってしまいます。
AGAは徐々に進行する疾患です。発症が始まってから5年間で、毛量が30%減ってしまうことが知られています。放っておくと徐々に進行してしまうため、早期対策が大切です。
答えはNOで、一度AGAを発症してしまっても治すことができます。というのも毛根が完全に死滅していない限り、髪の成長を促してあげればまた髪が生えてくるからです。一度髪が抜け落ちてしまっても諦めずに治療やケアを続けることが重要です。
AGAは進行度ごとに7つのステップがあり、進行が進むごとにステップ数が上がります。かなりステップが進行している方は、抜け毛を抑制してくれるフィナステリドと、発毛を促進してくれるミノキシジルという2つの治療薬を併用するのがおすすめです。どちらも月数千円から服用することができ、コスパも高いと言えます。
フィナステリドとミノキシジルの併用で効果が出なかった場合は植毛を検討されると良いでしょう。植毛とは、薄毛が気になる部分に髪の毛や髪の毛の代替品を植え付ける治療です。費用は高いですが、薄毛が進行している場合でも効果が期待できます。また金銭的な理由で植毛が難しい方は、カツラやウィッグなどで薄毛を隠してあげるのも有効。AGAが発症したから、薄毛が進行したから終わり、というわけではなく前向きに捉え治療等を行うことで、受け入れることができると思います。
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医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。