EDで悩んでいても診察に行きづらかったり相談しにくいという人も多いと思います。治療が最も望ましい選択ではありますが、さまざまな理由により治療を行えないという方に、自力でEDを治すにはどんな方法があるのかについて解説していきます。EDにはさまざまな原因があり、原因によって自力での治療が有効かどうかが変わってきますのでまずはEDの原因から解説していきます。
加齢や運動不足、生活習慣病などにより血流が悪化すると、陰茎に十分な血流が供給されなくなり、陰茎の血管が拡張せず十分な勃起が行えなくなります。
日々の生活で感じる様々なストレスやパートナーからのプレッシャーなど、強い心理的ストレスにより脳内の神経伝達物質が減少し、情報の伝達に支障が起こります。視覚や触覚から入ってきた性的刺激が、脳から陰茎にしっかり伝わらず、勃起がうまく行えなくなります。実はEDの20%はこの心理的原因によるものだといわれています。特に20~40歳の若年層に多いといわれています。
具体的には、仕事でのストレスやパートナーとのマンネリ化などがEDの心理的要因になっているようです。
EDの心理的要因に関して、詳しくはこちらの記事へ。
生活習慣については、自力で改善することが可能です。身体的要因、つまり運動不足や不摂生な食事がEDの原因になっている場合、最終的には自分の努力で生活習慣を改善し、EDを治す必要があります。EDを誘発する生活習慣には喫煙や飲酒、睡眠不足、運動不足、高脂肪・高塩分・加工肉などの食事が挙げられます。
医師に相談して薬の服用やカウンセリングを受けることも、EDを治すのに有効な方法です。特に、心理的要因によるEDで悩んでいる方は、カウンセリングが直接的にED改善に繋がります。また薬の服用を行うことで、勃起できなかったというトラウマを乗り越え、その後は薬がなくても勃起することができるようになった方もいます。自分のEDの原因が心理的要因にあると感じる方は、まず医師に相談してみるのも良いかもしれません。
日本性機能学会・日本泌尿器科学会が発行している「ED診療ガイドライン」では、非喫煙者に比べて喫煙者はED発症率が高く、喫煙がEDの原因の一つであることが示されています。タバコに含まれる成分が血管や神経、男性ホルモンに作用するためです。電子タバコでもEDの発症率が上がるという統計があり、紙タバコに限らずリスクがあります。
一般的にアルコールはEDを助長すると言われており、科学的にも証明されています。アルコールを摂取することでリラックスできるために、EDが改善すると思っている方もいるかもしれません。しかし、禁酒とまでは言わなくてもアルコールを制限することがEDの改善に繋がることは確かでしょう。
高脂肪・高塩分・高糖質の食事は、EDの原因になります。一方で、亜鉛やDHA・EPAはED改善に効果があります。牡蠣やチーズ、豚肉、アジなどの青魚を積極的に摂取することを意識してみではいかがでしょうか。
マラソンやサイクリング、筋トレを行っている人はEDの発症率が低いという統計が存在するほど、運動の習慣がEDに与える影響は大きいです。ですが、自転車に乗り過ぎると、サドルにより会陰部が圧迫されEDの原因になるという研究結果もあります。サイクリングとEDの相関関係はまだ定かではありませんが、長時間乗り続けるのは控えた方が無難かもしれません。
いかがだったでしょうか。EDの原因には2種類あり、身体的な要因がEDの原因となっている場合、生活習慣に気をつけることでEDを自力で治すことができます。また、EDを治す方法は一つではありませんし、人それぞれに適した方法があります。今回紹介した方法は、一度に全てやろうとすると大変かもしれませんので、自分が続けられる・効果が実感できるものを取り入れてみてください。
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医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。