EDで悩んでいる男性は非常にたくさんいらっしゃいます。日本でも軽度のものを含めると3人に1人がEDという試算が出ています。しかし原因は人によって非常にさまざまで、いまいち原因がよくわかっていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。思わずことが原因になってしまっている場合もあります。今回は食事に焦点を当て、EDと食事の関係について解説したいと思います。
EDは、陰茎に流れる血流が不足すること、そして神経の伝達過程が支障をきたし性的興奮をうまく陰茎に伝えることができないことにより発生します。血流や神経伝達に悪影響を与える食べ物がいくつかあり、こうした食べ物の過剰摂取がEDの原因になっている人は、摂取を控えることで改善する場合があります。
砂糖を例にとります。砂糖は過剰摂取によりEDの原因となりうる食材です。WHO糖類摂取ガイドラインによると、砂糖を多く含む食品を過剰に摂取することで肥満や高BMIのリスクが高まります。肥満はEDの直接的な原因となるので砂糖の摂取がEDの間接的な原因となります。
砂糖の摂りすぎによる高血糖が続く
血管が硬くなり、血管が拡張しにくくなったり血液の循環が悪くなったりする
神経障害が起こり、神経伝達がうまくいかなくなる
陰茎への血液の流入が抑えられ、EDを引き起こす恐れが生じる
性的刺激に対する感度が鈍くなり、EDを引き起こす恐れが生じる
他にも以下のような食べ物がEDの原因となります。過剰に摂取しているこおころあたりがある方は、EDを発症していなくても摂取量に気をつけましょう。
揚げ物
ジャンク
フード
乳製品
脂肪が血管に蓄積すると、動脈硬化を引き起こしてEDになる恐れがあります
カップ麺
漬け物
高血圧が続くと、動脈硬化を引き起こしてEDになる恐れがあります
ソーセージ
ベーコン
米カリフォルニア大学が1986年~2014年に行なった食物摂取頻度調査によると、加工肉を食べる人ほどEDになる確率が高いという結果が出ました。
特定の食べ物の摂取によってEDが改善する場合もあります。不健康な食生活により動脈硬化が引き起こされ、それがEDに原因になっている場合、以下の栄養を含む食べ物を摂取することで改善が見られる場合もあります。
加齢と共に男性ホルモンのテストステロンの分泌量は減少します。男性ホルモンの減少は血管の老化を引き起こすのでEDの原因となります。亜鉛はテストステロンの分泌を促すためED改善のために意識的に摂取したい栄養素と言えます。牡蠣やチーズ、豚肉などに多く含まれます。
DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)は血液をサラサラにする効果があります。血行が改善されることで陰茎に流れる血液量も増え、EDの改善効果が期待できます。サンマやサケ、アジなど青魚に多く含まれます。
いかがだったでしょうか。もちろん食事だけがEDの原因ではないが、ある程度食生活もEDの原因となります。EDの原因となる食べ物の摂取量が多いかもと感じる方は、EDを発症していなくても控えると良いでしょう。食事を改善してもEDが改善しない場合、運動不足や心理的要因(ストレス、トラウマ、マンネリなど)をはじめとする他の原因が考えられます。原因がはっきりしない方はクリニックの受診を受けましょう。
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医療家系で育ち、若くに父が病死したことから、ヘルスケア領域での社会貢献を志す。自身が薄毛に悩んだ経験から「すべての人をデリケートな健康問題から解放する」をミッションにしたオンライン診療サービスActually, を創業。京都大学経済学部卒、ボストンコンサルティンググループにて企業の経営戦略策定を支援。